2012年3月12日月曜日

1日あたり200万ベクレル除去可能なのに、東京湾に排出中!

3月9日、hamaosen対策協議会では、ゼオライト塔への即時流水を求める要請文を、横浜市に提出しました。その後、資源循環局との話し合いの場を得て、説明を聞き、議論をして来ました。その結果、幾つかの新事実が明らかになりました。

(1) 一日あたり200万ベクレル
排水全部にゼオライトを使っていれば、一日あたり200万ベクレル吸着できる計算になることが判明しました。(5500kg のゼオライトは、南本牧処分場からの半分の排水だけ通していた)

(2) そもそも10月開始のゼオライト使用は試験用、と説明
最初から試験として約1ヶ月の運用予定だったと説明。しかし、住民にはゼオライトを使うから大丈夫、という説明を行っています。asahi.com でも「「放射性除去に効果があるといわれる ゼオライト も排水処理に使っている」などと、安全性を訴えていた。 」とあります(それも、流水停止後11/15の説明会)。
そして、止めたことも一切説明がありませんでした。
一方で、試験なのでどのようなデータが取れているはず、として質問しましたが、明らかな情報は得られませんでした。実際、どの濃度の場合どれだけ取れるのでしょうか。計算上は、1.53Bq/Lが除去された可能性があります。しかし市民に公開されているのは、内水(ゼオライトを通す前の水)、排水のどちらも「不検出」だけです。不検出限界もHPには記載はありません。(井上議員の質問の回答は20Bq/L)

(3) すぐにできる対策があるのだから、減らせることが分かっているのだから、やって欲しいという要請に対し、資源循環局担当部長の回答は、国の基準以下だから必要ない、というものでした。

その他:
・ゼオライトを使わないメリット、使うことのデメリットなど質問しましたが、明確な回答は得られませんでした。
・担当の方々が話し合いに出てきてくださったことに感謝します。

以上は、南本牧処分場を管理する資源循環局の主張です。
横浜市には、少しでも追加的被曝を減らしましょう、という立場での対応を期待しています。

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