2012年11月27日火曜日

この1年3か月の経緯概要と今後の方針のまとめ

 活動概要:
 私たちは、2011年9月に活動を開始してから、主に横浜市に対して何度か 要請文を提出し、議論を行ってきました。 同時に放射性物質のこと、汚泥処理、ごみ処理、一般廃棄物と産業廃棄物、 地方自治とは、などなど多くのことを勉強して来ました。

基本方針

 hamaosen対策協議会の基本方針は、
  「放射性物質の再拡散はさせないようにする

ことです。
このために、「汚染物は厳重管理する」、「容量が膨大である場合は減容し、高汚染物質は分離する」 という考え方に基づき、横浜市には先駆的な施策を行うよう求めて行きます。

最近、 横浜市へ要請していることは、1年以上に渡って溜まり続けている下水汚泥焼却灰の処理を、 市民にも納得した形で進めてほしいと言うものです。

具体的には、
 (1) 複数グレード案の検討

2011年9月に横浜市が提示した、汚泥焼却灰を直接南本牧に投棄する方法以外にも、この問題への市民の理解と納得を得るため、複数グレードの処分方法を検討してほしい。
 処分は、直接処分以外に、減容する方法を是非取り入れてほしい。
 複数グレード案の考え方:
 https://docs.google.com/file/d/0BxssiMkswNnQU2JNWTh6aU16Q1E/edit

 (2) 減容に関する情報の収集

横浜市が抱える放射性物質の特性、線量、汚染物質の量を鑑み、どのように管理していくのが効率的か、減容の必要性有無、減容率、費用、装置の大きさ、処理可能量、などを調査してほしい。
そのためには、横浜市が積極的に情報提供依頼(RFI)、または技術調査を実施してほしい。

 (3) 横浜市に適した処理を実現するための調査費用の予算化

上記(2) を実現するため、広く技術調査を行うために、例えばコンサルティング会社などへの調査依頼を行うことが考えられます。そのための予算化を要請します。

(上記考えを市議会議員の方々に説明し、予算化への サポートをお願いしていきます。)



以上の基本方針に基づいた最近の活動は以下のとおりです。

 10月3日に要請文を提出しました。
 https://docs.google.com/file/d/0BxssiMkswNnQYVdIUVhyR3Rta0U/edit
 要請を出すに至った新聞記事は
 https://docs.google.com/file/d/0BxssiMkswNnQdGlPVHNCVzZnbVk/edit

 10月16日、hamaosenのメンバー4人で、東大森口先生を訪ね、基本的な事柄をいろ いろ教えて頂きました。(複数グレード案を提案するきっかけを頂きました)

 11月12日当局との打ち合わせを行いました。 http://togetter.com/li/410647

 これらの活動のため、適時ミーティングを行っています。 最近では、10月13日、10月30日、11月8日、11月20日。

 並行して、議員さんへのhamaosenの考え方の説明、予算化請求に関して、ロビー 活動を行っています。

 また、11月3日「ごみねっと川崎」スタート集会にも、hamaosenから4名参加し、今後も 情報交換していくことにしています。

2012年11月22日木曜日

ブログ再開します

活動は継続していたのですが、しばらくブログ更新できていませんでした。これからはまた頑張って更新します。
第1弾は、ツイッターのまとめのリンクです。


 http://togetter.com/li/395561

横浜市長宛、汚泥焼却灰の処分計画に対する抗議文と顛末

10月の報告です。



http://togetter.com/li/410647

横浜市下水汚泥焼却灰保管問題。当局と市民対話2012年11月12日

 一番最近のアクションが、この11月12日の当局との話し合いです。
2011年5月に、汚泥焼却灰で8000Bq/kg以上が出ていたのですが、これが全量リサイクルされ、横浜市では保管していないこと、沈砂などでは8000Bq/kgを超えたものがあるが、指定廃棄物申請をしていないことなどを確認しました。

会としては、汚染物はできる限り放射性物質の濃縮を行って、汚染度を下げたものを処分していく、という基本路線を要求しました。行政として1案に限定するのではなく、この考え方に基づく技術検討も含めて行って欲しい旨、議論してきました。


昨年9月に南本牧への汚泥焼却灰埋め立てに反対した時、直感的に海へ薄めて広めることへの不安・抵抗感を私たちは感じたのではないでしょうか。

横浜市が、市民の安心を得る施策を行っていくよう、hamaosen では今後も活動を続けていきます。