抗議文


平成23913
横浜市長  林 文子 殿
 
南本牧処分場への放射性焼却灰海面埋立に反対する会   

平成2399日横浜市災害対策本部放射線対策部発表
「下水汚泥焼却灰の埋立を実施します ~安全を確認~ 」への抗議

横浜市中区 南本牧廃棄物最終処分場に、放射性下水汚泥焼却灰を埋め立てることに抗議します。南本牧廃棄物最終処分場放射性下水汚泥焼却灰埋め立て中止を求めます。
一方的に安全だと決めつけて、周辺住民や漁業・港湾利用者等関係者と何らの話し合いもなく、実行されることに信じられない気持ちでいっぱいです。
原発事故の後、国内のみならず多くの人が、放射線汚染に対して危機感を持っている中で、一番重要な問題である放射性物質の取り扱いを議会すら通さないで、決定しているという現状に驚きと怒りを感じております。
国の本来の基準(放射性物質は厳重に管理しなければならない)さえ守らず、議会への説明もなく、住民への説明もないことはおかしいと思います。港湾労働者、漁業関係者、周辺住民、横浜市民、今後の他の地域への影響、自然界への被曝の可能性を否定しきれるのでしょうか?
今後、「本牧海釣り公園」での釣りや、広く東京湾全体にも影響が出て来る可能性があるので、勿論横浜市だけではなく、また神奈川県だけで簡単に決定できるものではない問題です。国全体で考えていかなければならない問題です。十分な説明と検証をして頂きたいです。そのために、今回の問題に関して、もっと色々な立場の研究者、学者の意見を聞いて頂きたいです。
国際都市を誇り、海外からの観光客を呼び込もうとしている横浜が、この様な環境汚染に無自覚に加担することを地方自治体の中で先陣を切って実行しようとしていることに対して、横浜市民として怒りを感じます。
横浜市中区南本牧廃棄物最終処分場に、放射性下水汚泥焼却灰を埋め立てることに関しての横浜市民との話し合いをする会を設けてください。そして、この問題に関して、東京湾内の住民、ひいては日本国民への説明会も設けてくださるように要望致します。
以上についての貴職のご見解を文書で御回答いただきますようにお願い申し上げます。