2014年4月15日火曜日

本牧ふ頭コンテナから放射線

04/14 01:14 (テレ朝News)
横浜・本牧ふ頭のコンテナから基準超の放射線検出
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000025019.html
横浜市の本牧ふ頭のコンテナから、国の基準を超える放射線が検出されました。

 13日午後4時半ごろ、横浜市の本牧ふ頭で、「コンテナから10マイクロシーベルトの放射線漏れがある」と日本郵政の社員から通報がありました。消防が 調べたところ、コンテナから最大6マイクロシーベルトの放射線量を検出しました。日本郵政によりますと、このコンテナは台湾宛ての郵便物を積んだもので、 11日、船に載せる前に測定したところ、4.5マイクロシーベルトを検出しました。13日午後に再度、測定すると、国の基準の5マイクロシーベルトを上 回ったということです。消防は、コンテナに近付かないよう呼び掛けるとともに、コンテナの中を調べることにしています。


2014年04月15日 07時17分(YOMIURI ONLINE)
本牧ふ頭コンテナから放射線…台湾への郵便物 

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140414-OYT1T50074.html
  横浜市中区の横浜港本牧ふ頭で、台湾への郵便物を積んだ船便コンテナから、国の基準値(1時間あたり5マイクロ・シーベルト)を超す最大10マイクロ・シーベルトの放射線量が検出されたことが、横浜市や日本郵便への取材で分かった。

 コンテナ内の郵便物の詳細は不明だが、放射線が漏れ出ているとみられ、横浜市は、ふ頭の一部を立ち入り禁止にしてコンテナを保管。日本郵便には即時引き取りを要請した。

 同市などによると、コンテナには全国から川崎東郵便局に集配された、台湾宛ての小包約250個が入っている。11日頃から5マイクロ・シーベルト前後の放射線量が検出され、コンテナ外部を水で洗浄したが、日本郵便が13日に測定したところ、同10マイクロ・シーベルトまで上昇し、日本郵便が横浜市に連絡した。同市消防局による同日夜の測定では同6マイクロ・シーベルトを検出した。

平成26年4月14日 横浜市発表
横浜市記者発表資料:輸出コンテナにおける基準値を超える放射線量の検知について
http://www.city.yokohama.lg.jp/kowan/news/pdf/20140414-housyasen001.pdf
港湾局港湾経営課輸出コンテナにおける基準値を超える放射線量の検知について
4月11日(金)に本牧ふ頭において輸出予定であったコンテナから、基準値を超える放射線量が検知されたことが、4月13日(日)にわかりました。
そのため、国が作成した「港湾における輸出コンテナの放射線測定のためのガイドライン」に沿って対応を行い、当該コンテナの引き取りを荷主に要請しました。

(以下略)
(2014/4/19追記)

2014.04.15 03:02:00   【神奈川新聞】
国の基準値超える放射線量 横浜港出港予定のコンテナから
http://www.kanaloco.jp/article/69678/cms_id/75432
 横浜港本牧ふ頭(横浜市中区)から輸出予定だったコンテナから、国の基準値を超える放射線量が検出されたことが14日までに分かった。コンテナ内の国際郵便物(小包)が原因とみられる。コンテナは市がふ頭内に指定した除染場所に一時保管されているが、市は荷主の日本郵便に引き取りを要請。同社は原子力規制庁と協議し、発生源を特定するためにコンテナを開けることを決めた。

 基準値を定めた国土交通省によると、コンテナの放射線量が高くて出港できないケースは、把握している限り全国で初という。

 日本郵便によると、コンテナには全国各地から集めた約250の台湾向けの国際郵便物が入っている。市港湾局によると、11日にコンテナをターミナルに搬入しようとした際、ゲート付近に設置された放射線測定装置が発報。毎時5・3マイクロシーベルトが検出された。12日も測定装置が発報。日本郵便が13日に測定した結果、毎時10マイクロシーベルトを検出したため、原子力規制庁や横浜市などに通報した。同庁は14日、放射線規制室の担当者2人を派遣し、コンテナを確認した。

 日本郵便は「原子力規制庁から『会社の責任で開扉することはかまわない』との助言を受けた」と説明。「今後、開扉場所や移送方法などについて検討する」とした。


2014.04.16 03:00:00【神奈川新聞】
放射線量は最大15マイクロシーベルト 横浜港から輸出予定のコンテナ、トリウムの可能性http://www.kanaloco.jp/article/69748/cms_id/75637

 横浜港本牧ふ頭(横浜市中区)から輸出予定だったコンテナから国の基準値を超える放射線量が検出された問題で、原子力規制庁が14日に簡易測定したところ、自然界に存在する放射性物質「トリウム」の可能性が高いことが分かった。東京電力福島第1原発事故に由来するものではないとみられる。

 同庁は14日、コンテナが一時保管されているふ頭内に職員2人を派遣し、簡易測定を行った。同庁によると、トリウムの特徴を示すデータが顕著で、福島第1原発事故の影響でよく見られる「セシウム」の特徴は特にみられなかった。またコンテナの表面の放射線量を測定した結果、最大で毎時15マイクロシーベルトが検出されたという。

 同庁はコンテナの保管状態について「人が知らずに誤って近づく状態になく、危険は回避できると思われる」とコメント。今後について「荷主の日本郵便から相談を受けており、必要に応じて技術的な助言をしていく」とした。

 一方、日本郵便は15日も対応を協議。同社は「移送などを考えると、できれば一時保管されている場所でコンテナを開きたい」と説明。「プランをまとめ、一両日中には横浜市に相談したい」としている。
(2014/4/17追記)

平成26年4月17日 日本郵便株式会社 プレスリリース
基準値を超える放射線量が検知された輸出コンテナについて
http://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2014/00_honsha/0417_01.htmlhttp://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2014/00_honsha/0417_01_01.pdf
基準値を超える放射線が検知された、国際小包郵便物を内容物とする輸出コンテナが、現在、横浜市の本牧ふ頭に保管されておりますが、その取扱いにつきまして、原子力規制庁等のご指導の下、早急な解決に向け、横浜市をはじめとした関係者と協議を進めながら、最も安全な方法で早急に解決にあたるよう進めていくこととなりましたので、お知らせいたします。

近隣の住民の皆様、ご利用のお客様に置かれましては、ご心配、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。解決までもうしばらくお待ちいただくことになりますが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

4月14日に周辺を調査された原子力規制庁によれば、コンテナ表面で最大15マイクロシーベルト毎時を測定しており、自然の線量に比べて大きいものですが、コンテナから一定の距離(10m程度)をとれば、放射線量は問題のないレベルであることを測
定しており、コンテナの周辺の立入りを制限すれば十分であるとのご見解をいただいております。

なお、現在のコンテナは、周辺環境・人体に対する影響について問題のない状況で保管されております。

以上
【お客さまのお問い合わせ先】
台湾宛てコンテナお問い合わせ窓口
03-3504-9648(通話料はお客さま負担です。)
<ご案内時間>平日:9:00~17:00
※おかけ間違いのないようにご注意ください
(2014/4/19追記)

(横浜埠頭株式会社)
輸出コンテナにおける基準値を超える放射線量の検知について
http://www.yokohamaport.co.jp/radiation/yokohama-2/

横浜港では、国土交通省が定める「輸出コンテナの放射線測定のためのガイドライン」に基づき、平成23年4月から輸出コンテナの放射線測定を行っています。

この度、本牧ふ頭において輸出予定であったコンテナから、国の基準値を超える放射線量を検知し、本牧新建材ふ頭に一時保管しています。
当該コンテナについては、荷主に対し速やかに引き取るよう要請していますが、一時保管の間の安全確認のため、保管場所周囲の空間線量測定を開始しました。
(2014/4/22追記)

2014.04.19 03:00:30 【神奈川新聞】
コンテナ放射線検出から1週間 対応に苦慮
http://www.kanaloco.jp/article/70002/cms_id/76322

横浜港本牧ふ頭(横浜市中区)から輸出予定だったコンテナから、基準値を超える放射線量が検出された問題は、18日で1週間が経過した。だがコンテナは本牧ふ頭内に一時保管されたままで、放射線の発生源は特定されていない。横浜市は荷主の日本郵便に引き取るよう要請したが、発生源を特定しなければ移送方法が決められない。約250の小包の中から発生源を特定するにはコンテナを開封しなければならないが、安全に開封する方法もまた発生源が分からないと決められず…。日本郵便は結論が出せず、対応に苦慮している。

台湾向けの国際郵便物が入ったコンテナは今も、市が除染場所に指定する本牧ふ頭内の本牧新建材ふ頭に保管されている。原子力規制庁が14日、簡易測定した結果、トリウムが含まれている可能性が高いデータだった。同庁によると、トリウムは天然鉱石に含まれる放射性物質。担当者は「コンテナの表面の放射線量は最大毎時15マイクロシーベルトだが、数メートル離れれば周辺と同程度の数値だった」と説明。「立ち入りも制限されており、安全性は担保されている。人体などへの影響は考えにくい」との見解だ。

だからといって、このまま保管しておくわけにもいかない。市は基準値を超えた場合、原則として荷主にコンテナの引き取りを要請している。

ただ日本郵便からすれば、引き取って移送するにしても、安全に移送するためには発生源の特定が必要となる。そのために同社は当初、取材に対して保管場所で開封する意向を示していた。

だが保管場所は本来、コンテナの表面を除染するためのものだ。「発生源が分からないケースは初めて」と戸惑う市は、保管場所で開封するという方法について「日本郵便から正式に打診されたわけではないので、何とも答えようがない」と回答。ただ「安全な移送方法が決まるまで保管場所を提供するなど、協力したい」とし、同社がまとめる対応案を見た上で、できる範囲で柔軟に対応するとしている。

同社と市は16日、検出後に初めて協議した。同社は、保管場所での開封について「港湾管理者や周辺にも意向がある。今はそれも含めてすべての意向を踏まえた、最も安全な方法を検討している」と強調。ただ、まだ具体的には決まっていないという。

同庁は「基本的には管理者(荷主)らが責任を持って対応するのが原則」と説明。「分からない部分も多いだろうから、技術的な助言をしていく」としている。
(2014/4/25追記)



以下参考:横浜港からの輸出コンテナは、放射能測定が継続的に行われています。

横浜埠頭株式会社:
http://www.yokohamaport.co.jp/radiation/g-counter/
輸出コンテナの放射線測定装置について

横浜港では福島第一原子力発電所からの放射線漏えいによる風評被害への対策の一環として、人手による輸出コンテナのサンプル測定等を官民一体となって行ってきたところですが、この程、一層の横浜港の信頼性向上、安全性のPRの観点から、放射線測定装置を設置しました。各ターミナルでの運用は、平成25年5月20日から順次開始いたします。




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