2014年4月8日火曜日

朝日新聞の関連記事

横浜市唯一のごみ処分場、満杯の恐れ 15年度にも
2013年4月27日7時31分
http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY201304260678.html
    横浜市唯一のごみ処分場、満杯の恐れ 15年度にも 満杯に近づく第2ブロック=横浜市中区の南本牧廃棄物最終処分場 南本牧廃棄物最終処分場 【岡田慶子】横浜市唯一のごみ処分場、南本牧廃棄物最終処分場第2ブロック(中区)が2015年度にも満杯になる恐れが出てきた。後継の第5ブロックは工 事中で、17年度にならないと完成しない。焼却灰の再資源化を再開したり、埋め立て地の高密度化を試みたりと延命策に乗り出した

---------------
東日本大震災【3.11から未来へ】
下水汚泥 なお行き場なし
2014年02月25日
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20140225150330001.html

 県内の下水処理施設では原発事故後に汚泥焼却灰から高濃度の放射性物質が検出され、事故から3年がたつ今も、自治体は対応に苦慮している。濃度はかなり下がってきたが、引き取り手が少なく、埋め立ても住民の不安が強いためだ。

 「やっと引き取ってくれる業者が見つかった。大事にして、少しずつ量を増やしていきたい」。今月、業者による引き取りが再開した藤沢市。下水道施設課の担当者はそう打ち明ける。

 下水処理で発生する汚泥の焼却灰は業者が有料で引き取りセメント原料に再利用してきた。ところが、原発事故後に放射性物質の量が最高で1キロあたり6千ベクレルに達して、業者は受け入れを中断。発生する汚泥焼却灰がたまり続けた。今年1月時点の残量は2400トンを超える。

 事態を打開するため、市は昨年、焼却灰に建設残土を混ぜて濃度を下げることを計画。議会の了承も得た。ところが「薄めれば問題ないのか」と市民から批判が寄せられ、引き受ける予定だった業者が辞退を申し出たため、市は計画撤回に追い込まれた。

 今回の業者が引き取るのは毎日約3トン発生する灰の3割ほど。増え続ける灰で今年中には保管場所が足りなくなりそうだ。

 横須賀市では昨年7月に業者が引き取りを再開した。月約90トン出る灰のうち、30トンを建設資材に再生し、残りは産業廃棄物処分場に埋め立てる。

 業者探しには苦労した。業者は風評で製品が売れなくなったり、処分場周辺の住民が反対したりすることを懸念。どこの業者が引き受け、どこに埋め立てるかは明かさないことが、引き取りの条件だ。

 昨年までの1744トンはたまったままだ。担当者は「徐々に線量が下がれば処分していきたい」と話す。

 県の流域下水道も、2011年8月末から少しずつ建設材料として引き取ってもらっているが、「引き受け先が特定されないことが条件」。1月時点でまだ2644トンが積み上がっている。

 横浜市と川崎市の状況はさらに深刻だ。

 東京湾に面した川崎市川崎区の埋め立て地。フェンスに囲われた一角に海上輸送用のコンテナが積み上げられている。

 入り口には「放射性セシウム8千ベクレル/キロ以下」と書かれた看板がかかる。下水の汚泥焼却灰だ。発生する灰は1日11トン。震災直後の11年5月からたまり続け、先月末にはコンテナ978個分、約1万700トンに達した。今年夏ごろには満杯になりそうだという。

 国はセメント製品などで1キロあたり100ベクレルとの安全基準を設けた。灰は数百ベクレルまで下がっている上、原料のごく一部にしか使えないため、製品化すれば基準値に収まるとみられる。

 だが市は再生再開には慎重だ。「セメントは市民生活に直結するので専門家の話を聴いて独自に検証している。再生するにしても、市民に丁寧に説明する必要がある」と担当者は話す。

 横浜市でも、鶴見区と金沢区の汚泥資源化センターで計3万1200トンの灰が積まれ、毎日30トンずつ増えている。

 3月末には保管場所が足りなくなる。市は昨年9月、灰を南本牧廃棄物最終処分場の陸地部分に埋め立てる計画を打ち出した。

 市は地元町内会の同意を取り付けたとしており、新年度に入れば埋め立てを始める意向だ。ただ、横浜港は豪華客船や貨物船が出入りする国際港だけに、風評被害の懸念もある。物流会社などで作る「横浜港運協会」は、白紙撤回を求める要請書を市に出している。

■汚泥焼却灰と安全基準

 汚泥焼却灰は下水を濃縮する過程で放射性物質の濃度が高くなる。震災後、県内各地で、灰1キロあたり数千ベクレルの放射性セシウムが検出され、セメントなどへの再利用はストップした。

 自治体は汚泥焼却灰を検査し、ホームページなどで公開している。最近では数百ベクレル程度まで低下してきた。国は、震災後に放射性物質を含む灰の取り扱い基準を作成。8千ベクレル以下なら埋め立てが可能で、セメントなどへの再利用では、製品段階で100ベクレル以下ならばよいとしている。

---------------

セシウム含む灰、試験処分を了承 横浜・中区の町内会 /神奈川県

     横浜市の放射性セシウムを含む下水汚泥焼却灰の処分について、南本牧廃棄物最終処分場(中区)の地元町内会が、安全性を検証する試験埋め立てを受け入れることを決めた。…

    2014年02月26日 東京 朝刊 横浜・1地方

---------------
セシウム含む灰、苦渋の了承 横浜・中区の町内会、試験処分に4条件 /神奈川県

     横浜市の放射性セシウムを含む下水汚泥焼却灰の処分について、南本牧廃棄物最終処分場(中区)の地元町内会が、試験埋め立てを条件付きで正式に了承したことが分かった。…

    2014年03月28日 東京 朝刊 横浜・1地方

---------------

0 件のコメント:

コメントを投稿