2014年8月5日火曜日

汚泥焼却灰の建設資材化:業者名がわかりました

セメント材料にも引き取ってもらえず、南本牧処分場に埋めることもできずに溜り続けている汚泥焼却灰が、何処で処理されることになったのか、横浜市の公開情報「入札のとびら」からわかりました。(7/25の東京新聞記事によると「横浜市は(中略)業者名も公表していない」とありましたが、実は公開されていました。)


南部汚泥資源化センター汚泥焼却灰の建設資材化試験業務委託

 件名        南部汚泥資源化センター汚泥焼却灰の建設資材化試験業務委託
 種目        廃棄物処理
 契約の相手方   日本メサライト工業株式会社
 契約金額(円)  85,212,000
 契約日        平成26年 7月14日
 入札(見積)日  平成26年 7月11日
 発注担当課     環境創造局南部下水道センター
 契約担当局    財政局
 入札方式契約方法  随意契約

開示情報では、契約の内容、期間などはわかりません。そこで8月4日に処理内容(仕様書)に関する開示請求を行いました。情報が得られたら本ブログで公開します。


HPによると日本メサライト工業では、汚泥焼却灰は原材料の1つとして、メサライト(人工軽量骨材)というものを製造しているようです。

「メサライト(MESALITE)とは・・・
Mitsui Expanded Shale Light-Weight Aggregateの略称であり、世界的な膨張頁岩メーカーとして優れた技術と経験を持つアメリカのベイソルト・ロック社と技術提携して弊社が日本において最初に生産を開始した「人工軽量骨材」です。
“強くて軽いコンクリート”をという建設技術者の多年の夢を実現した、この人工軽量骨材は、国内ですでに40年以上の実績を持ち、安定した品質により各方面の需要家から信頼を得ています。」
http://www.mitsui-kinzoku.co.jp/group/mesalite/seihin/seihin.html

「メサライトの主原料は膨張性頁岩です。原石山で採掘した膨張性頁岩を粉砕・造粒・焼成してメサライトを製造しています。
また、リサイクル工程では、汚泥や焼却灰をメサライトの原料としてリサイクルしています。高温焼成をしているため、有害物の溶出なども問題ありません。」
http://www.mitsui-kinzoku.co.jp/group/mesalite/

さらに、公開情報によれば、2011/12から排出元での測定結果を確認のうえ、低濃度の下水・浄水汚泥を受入を開始。
原石と汚泥の混合比率により机上計算で求めた製品の放射性物質濃度推定値に安全率を掛け加え、製品の放射性物質濃度がクリアランスレベル(100Bq/kg)以下となるよう受入基準を設定したようです。

4 件のコメント:

  1. 横浜港運協会藤木幸夫会長と横浜市長は9月18日に話し合っています
    何を話し合ったのでしょうか

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    1. 焼却灰以外の話であったそうです

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    2. 横浜港運協会藤木幸夫会長はカジノ構想の鍵を握っていると取りざたされていた
      参照先 候補地は新山下埠頭でコンテナー荷役量が減っていることも関係させた記事が有った。

      http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41683?page=2

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  2.  放射性廃棄物ではないがセメントで灰を埋めた実績です

     埋立工法は廃棄物に一定量のセメントを加えセメント混練することで、害虫等の発
    生が無く、廃棄物等の飛散を防ぐことができます。
     また、廃棄物に含まれている有害物質及び重金属が溶出しにくくなる効果も兼ね備
    えています。

    フジ式圧密成形工法
    http://www.fuji-corp.co.jp/anshin.html

    この技術を改良するのがお勧めです

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