2014年1月23日木曜日

労働組合、市民団体が共同して市に撤回要請:NHKの報道情報

NHKの報道情報

汚泥焼却灰 埋め立て撤回要請

01月22日 18時32分

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20140122/4676651.html

放射性物質を含む汚泥の焼却灰を海に接する処分場に埋め立てるという横浜市の方針について、横浜港の物流会社などで作る団体などは、港の風評被害につながるおそれがあるなどとして、方針を撤回するよう市に要請しました。
横浜市は、下水処理施設から出た放射性物質を含む汚泥の焼却灰を、施設の敷地内に仮置きしていますが、ことし3月で満杯の状態になる見込みです。
このため、横浜市は去年9月、新たに出る焼却灰を海に接する中区の南本牧廃棄物最終処分場の陸地部分に埋め立てる方針を決めました。
こ れについて、横浜港のおよそ250の物流企業などで作る「横浜港運協会」などの代表およそ20人が、22日市役所を訪れ、港の風評被害につながるおそれが あるなどとして、放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり100ベクレル以下でないと埋め立てを認めることはできないと文書で訴えました。
横浜港運協会の長谷川元副会長は「外国の船がほかの国に行ってしまう可能性があり、白紙撤回する以外にない」と話しています。
横浜市によりますと、焼却灰の放射性セシウムの濃度は今月中旬の時点で1キログラム当たり、300から400ベクレル程度で、市は安全性に問題はないとして、今後も理解を求めていくことにしています。